TOKYO PIGSKIN

TOKYO PIGSKINは、世界でも有数な産地 東京の墨田で品質高く仕立てられたピッグレザーのプロダクトレーベルです。墨田区は世界でも有数な豚革の生産地で、国内ではなんと生産量90%以上。軽くて、摩擦に強く、通気性に優れている天然素材です。世界的に豚の皮は食用として流通されることがほとんどで、皮革素材としてはあまり使われていないそう。しかし日本では皮を食べず、副産物として豚革の原料に活用しており、その量は世界でもトップクラス。海外にかなりの量を輸出しています。そんな日本で唯一自給できている皮革素材を使用したプロダクトをリリースしているTOKYO PIGSKINのロゴとタグのデザインを担当しました。

ピッグレザーの特徴は、軽くて、摩擦に強く、通気性に優れていること。特にそのふわふわした軽さと柔らかさは、いつまでも触っていたくなるくらいです。実はその秘密は豚さんの毛穴にあります。豚さんの毛穴って必ず3つの穴がセットになるように空いていて、ちょうど革を貫通するように空いているのをご存知でしょうか。この毛穴によってレザーなのにびっくりするくらいの軽さと柔らかさになっています。たかが毛穴、されど毛穴。そして何よりも3つ寄り添うように空いている毛穴はちょっぴりチャーミング。そんな豚さんの毛穴をモチーフにしたいと考え、ロゴマークをデザインしました。くらしを豊かにしてくれるサスティナブルな国産の天然素材。そんなピッグスキンがこれから益々世界に羽ばたいてゆきますように。

クライアント:有限会社ティグレ

Direction&Design : Mitsuyoshi Kikuchi / Photo by Keiko Hirata

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